読者のご質問にお答えして・・・
「息子に振り回される母」様から、お便りがありました。
お便りを読んで、男の子をもつ典型的なお母さんの悩みだなあと思いました。
多くの方がお悩みのようなこともあるかと思いますので、今回は特別に、そのご質問にお答えしてみようと思います。
ご参考にしていただければ幸いです。
「息子に振り回される母」から
いつも有意義なメルマガよませていただいております。
男女の性別を考えて褒める、という内容はとても勇気づけられました。
息子は小学2年生。
まさにすべてにわたり、何度注意しても、着替えやおもちゃの片付け、さらには、食事の仕方などきちんとできません。
もう幼稚園じゃないんだよ!と朝から大声で叱る私です。
が、男の子は多少きちんとしていなくても大丈夫、落ち着きがないのは好奇心の現われとの内容を読ませていただき、少し安心しました。
息子は電車が大好きなので、電車関係の本をたくさん買ってあげています。
確かによく読んでいますが、低学年向きの絵本、童話、などこちらが読んだらいいのにな、と思う本はまず、読みません。
なので私がいまだに、読み聞かせしている状態です。
段々と自分で電車以外の本も読むようになるのでしょうか?
ほめることが大切だとよく言われますので、電車のことよく何でも知っているね!と褒めることはあるのですが・・・。
いつまでも褒め続けていいのでしょうか?
ブログにてそのあたりのことにふれて、教えていただけましたら、嬉しく思います。
江戸川区 息子に振り回される母より。
中井の答え
いつもメルマガをご覧くださってありがとうございます。
お便りを読んで、男の子をもつ典型的なお母さんのメールだなあと思いました。
小学2年生くらいの男の子と女の子と比べると、多くの場合、女の子が落ち着いていて、集中力もあり、言語能力も高いものです。
そういう女の子と比べ、またお母さんはご自分の女性的な感覚で、この時期の男の子が幼くて未熟に思えるものです。
お母さんから見れば、もっときちんとしてほしいけれど、そうならないのが普通の男の子です。
それをいちいち注意していたら、お母さんは振り回されて、疲れるだけですよね。
男の子は、ある程度そういうものだと割り切った方がいいでしょう。
実際は、お子さんにはよくできていることがいくつもあるはずです。
それを見つけて誉めてあげてください。
「○○がじょうずにできるようになったね」
「さすが2年生だね」
などと誉めてあげください。
1.続けてほしいことは、誉める。
2.できないときに叱るのではなく、できているときに誉める。
3.ずっと続けてほしいなら、ずっと誉め続ける。
これが原則です。
電車の本が好きなこと、素晴らしいですね。
これも誉め続けてください。
いま興味のある本を読むことで、その子は、自分の能力をグングン伸ばしています。
お母さんが読み聞かせをしていらっしゃるんですね。
素晴らしいことです。
お子さんがお母さんの読み聞かせをちゃんと聞いていれば誉めてあげてください。
お母さんが読んでほしいなと思う本にも、だんだん興味をもつようになります。
繰り返しますが、この時期の男の子は、女の子を育てるようにはいきません。
それでもいいところを見つけて誉めれば、将来、グングン伸びていきます。
そして、その方が子育ても楽で楽しくなるのです。