時間を有効に使うことで、人は能力を高め、良い人間関係をつくっていきます。
基本的には、学校は時間割りがあって、子どもたちはそれに従って行動します。
子どもによっては、時間通り行動するのはむずかしい面もあります。
でも、時間の使い方は、学校でも家庭でも、その子の人生を左右する要素なのです。
時間を守ることの大切さ
時間を守ることは、大切です。
約束の時間を守らなければ、学校でも社会でも認められません。
たとえば、遅刻が多いというそれだけで、その人の生活態度のルーズさ、スケジュール管理の甘さ、あるいは意志の弱さなどを表わしてしまいます。
厳しいですが、現実に、そういう人が学業や仕事に秀でることは、まずないでしょう。
逆に、学校でも社会でも有能な人は、約束の時間をよく守ります。
そういう人は、約束の時間に遅れて他の人の時間を浪費させたり、心配をかけたりすることはまずありません。
また、納期のある仕事や提出物を遅らせて、多くの人に迷惑をかけることもありません。
時間をきちんと守るのは、他の人の時間や気持ちや立場をも大切にしているからです。
ですから、時間を守る人は、まわりの人から信頼され、次々とよい仕事を任されるようになります。
起きる時間、始める時間を守る習慣を・・・
ところで、時間を守るという習慣は、ご家庭での日常生活のなかでも必要ですね。
いや、家庭生活でこの習慣をつけなければ、恐らく外でも十分にできないでしょう。
たとえば、ご家庭では、お子さんは決めた時間に起きられるでしょうか。
朝、決めた時間に自分でパッと起きられるということは、すばらしいことです。
意志を強め、自立心を高めるトレーニングにもなります。
そうやって、朝、決めた時間に起きられれば、それ以外の時間も守りやすくなります。
朝、遅刻もしなくなります。
テレビやゲームを終える時間、勉強をはじめる時間なども親から言われなくても自分の意志で守れるようになってきます。
自分の怠け心と戦い、打ち克つ習慣ができてきたからです。
食事の時間が決まっていると計画が立てやすい
また、もう一つ。
ご家庭では、食事の時間はある程度決まっているでしょうか。
食事を準備するお母さんはたいへんですが、食事の時間が決まっていた方が家族は集まりやすくなります。
子どもも勉強の計画がたてやすくなります。
何より家族生活のために、無理でも週に一度くらいは、みんなそろって集まって食事をした方がよいのです。
食事の時間を決めたら、家族が集まって憩う大切な時とするために、家族ひとり一人が自分のスケジュールを調整し、勉強や仕事、見たいテレビなどより、優先させるべきです。
個人的にやりたいことを二の次にして、食事の時間には家族のために食卓に着く。
そのために個人的なことにケジメをつけて、家族との時間を守るということは、家族を大切にするということにつながるのです。
人生において、時間は限られた宝です。
同じ時を過ごす者同士が、豊かな心で幸福に生活していくためには、自分の時間だけでなく、まわりの人の時間も大切にする心構えと習慣を養うようにしたいものですね。
★今日のプラスアップ1★
時間を大切にする! (^.^)