親の習慣

マナーは相手への思いやりから(子どもを伸ばす親の習慣)

マナーは、何のために教え、身につけさせるのでしょうか?

子どもが、学校や社会できちんと行動できるようにするためですが、相手やまわりの人への思いやりからでもあります。

たとえば・・・

目次

エリザベス女王のマナーは下品?

エリザベス女王が来客と食事したときの話です。

テーブルには、豪華なご馳走とともに手洗い用のカップが置いてありました。

ところが、来客の一人がカップの水を飲み水だと勘違いをして、手に取り、口をつけてガブガブ飲み出したのだそうです。

テーブルについていた人々は驚いて彼のしぐさを見ていました。

しかし、エリザベス女王は平然として、自分の手洗用のカップを手に取ると、彼と同じようにその中の水を飲み出したのです。

それは来客に恥をかかせないための思いやりの心から生まれた行為です。

マナーとは、決まったことを四角四面に守ることではありません。

ときには、正規のマナーからはずれることでも、相手への思いやりから生まれたおこないがマナーになるのです。

子どもには、マナーはまわりの人への思いやりから生まれるということを教えましょう。

公共の場で、どのようにふるまえばよいかも、決まったことを頑なに守るというより、まわりの人のことを思いやった行動ができるのがマナーです。

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バスや電車でのマナー

たとえば、バスや電車では、どのようなマナーがあるのでしょう。

まずは、騒いだり走り回ったりしないで静かに過ごすということです。

そして、座席の上にくつのままのったり、飛び跳ねたりしないのは当然のこと。

ケータイ電話の相手と大声で話し込んだり、音を鳴らしたりしないのも、マナーのひとつです。

ムヤミに飲食をしない、ゴミを捨てない、落書きをしない、というのも大切なことですね。

また、満員で揺れの少ない電車に乗っている場合、お年寄りや体の不自由な人、

赤ちゃん連れのお母さんなどに座席をゆずってあげるとか・・・。

公共の場は、みんながいっしょに過ごす空間です。

まわりの人が気持ちよく過ごせるように気を配るように教えるべきです。

まわりの人のことを考えて態度に表せる子は、みんなから好かれます。

まわりの人への配慮から、その場に適したマナーができる人は、学校でも社会でもよい人間関係を築いていけるのです。

★今日のプラスアップ1★

まわりの人のことを考えて行動するように教えよう。 (^.^)