名文暗誦は、素晴らしい学習法です。
日本語の感性を養い、文章の型を身体で覚えます。
また、文章上達の道にも通じます。
小学校低学年のうちが効果的
この名文暗誦の学習は意外と、何でもスポンジのように吸収してしまう小学校低学年のうちが効果的です。
子どもたちは、『平家物語』や『方丈記』の冒頭文を意味もわからないまま素読するのですが、ほとんどの子が暗誦してしまいます。
ところが、同じことを中学生でやっても覚えるのにかなり時間がかかるのです。
男子はこの学習には、乗ってきます。
腹から声を出してもいいこと、身体を動かしながら暗誦してもいいことは、男子も乗りやすい要因です。
『徒然草』や『奥の細道』などの序文のように、中学高校の教科書で目にしたことのある名文を両親や祖父母も前で浪々と暗誦すると、たいてい驚かれ、ほめられるので、ますますやる気がでてくるのです。
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子どもたちはどんどん暗誦していく
さらに、一つ覚えたら、次の名文というふうに、新しい課題を与えるようなシステムをクラスに作ると競って覚えるようになります
私がいた学校では、文章を次にように初級、中級、上級とグループわけして、それぞれを全部言えるようなったら、表彰しています。
初級 『いろは歌』 『山のあなた』 『道程』
中級 『徒然草 序段』『土佐日記』『小景異情』『奥の細道』『論語』
『平家物語』『雨ニモマケズ』『枕の草子』
上級 『春曉』『偶成』『春望』『初恋』『方丈記』『日本国憲法 前文』
『学問のすすめ』
早い子では、小学2年生で全部暗記してしまいます。
小学生のうちが覚えやすいようです。
★今日のプラスアップ1★
名文暗誦をしよう。
小学低学年からできる。(^.^)