「ゲームに熱中してしまう」
「何かに熱中していると話しかけても聞こえていない」
という親の声は、男子をもつ子に多くあります。
男子は、一つのことに集中できる傾向があり、興味を持ったことに没頭してしまう脳をもっています。
勉強は気分が乗ると、どこまでもやるのですが、乗らなければやらない。
宿題よりも遊ぶ方が当然いいので、たいてい後回し、というのが平均的な男子です。
このような男子をやる気にさせるには、どうすればいいのでしょうか。
勉強は面白いものだと思わせる
まずは、勉強はやらなればならないものというより、むしろ面白いものだと思わせることです。
どんな勉強でも、興味をもたせることが大切です。
たとえば、車の好きな子なら、算数の文章題には、車の数を計算させる問題をつくって解かせたり作らせたりすると興味をもって取り組めます。
サッカーの好きな子なら、ワールドカップに出てくる国を話題にします。
サッカーの強いスペイン、ドイツ、イタリア、ブラジルなどはどこにあって、どんな国かを調べると、自然と地理の勉強ができます。
昆虫の好きな子なら、いっしょに昆虫採集をしたり、昆虫のことを調べさせたりするのです。
すると理科が好きになり、図鑑を読むことで、読書習慣もつきます。
「面白い!」なら自分でやりだす
興味を持ち、「面白い!」と感じるようになれば、男子はのめりこみます。
どんどん自分から、遊び感覚で、勉強をしていくようになります。
私がいた学校では、小学6年生で、卒業論文(自由研究)に取り組み、毎年3月に卒業論文発表会もおこなっていました。
自分が好きなことをテーマにして研究するのです。
たとえば、「釣りで大物を釣り方法」「天体望遠鏡をつくる」「電車に乗って旅をする」「強い武将・人気の武将」「コンビニ店の比較サービス」などなど。
自分の興味があることなので、調べ方をアドバイスすれば、自ら動きだします。
これも男の子のやる気に火をつける学習です。
★今日のプラスアップ1★
まず興味を持たせる。
男子は面白ければ、力を発揮します。(^.^)