学力を伸ばすヒント

子どもが勉強をやる気になる方法

親からの「勉強しなさい」という小言は、あまり効果がありません。(でしょう?)

そこで、今回はどうすれば、子どもがやる気になれるか、男子女子に共通する方法をあげてみます。

目次

1.具体的な目標をもたせること。

私たちは自分にとって夢や目標があると、やる気になれます。

夢は漠然としたものでいいのですが、目標は具体的なものの方がやる気がでてきます。

水泳でオリンピック二大会二種目連覇をした北島康介はこんなことを言っています。

「「目標」は「夢」に近づくための階段、だと思うんだ。

ふたつの違いは、いまの自分にはできないけれど

いつかそうなりたいというものが「夢」、

いまの自分ががんばればできそうなことを「目標」というのかな」

北島康介著『前略、がんばっているみんなへ』(ベースボール・マガジン)

子どもには、いまの自分ががんばればできそうな「目標」を与える(あるいは決めさせる)のです。

低学年であれば、「今日は漢字を3個おぼえる」「計算プリントを1枚」というふうに、より具体的で小さな目標をもたせることです。

はじめのうちは、親が決めてよいのですが、ペースがつかめるようになったら、子ども自身が目標を設定して、取り組むとよいと思います。

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2.(小さな)目標を達成したらほめること。

その目標が達成できたら、ほめてあげることです。

「よくがんばったね」とがんばりを認めてあげることです。

ほめられることで、より達成感が生まれます。

自分でやり遂げたという達成感が、自信となり、次への意欲となります。

この時、これができたら●●を買ってあげる、小遣いをあげるなどというような安易な約束はしないほうがよいと思います。

ほめるときは、言葉と笑顔で十分です。

ごほうびは、喜び、自信、やる気で十分です。

3.目標達成の成果をビジュアル化する。

最初はやる気満々だったが、二、三日たつと、やる気がなくなってくるというのは誰にでもあることです。

やる気を維持するには、目標達成の成果を目に見えるようにすると効果的です。

たとえば、がんばることができた日は、カレンダーを赤色でぬりつぶす。

すると、毎日カレンダーが少しずつ赤くなってくるのが目に見えるので、やる気が維持できます。

★今日のプラスアップ1★

「目標」は「夢」に近づくための階段

小さな目標を達成!   (^.^)