早寝早起きができるようにほめる
ポイント1 まず親が早起きを実践する
「早寝早起き」は、健全な日常生活を送る基本です。
「早寝早起き」は、仕事や学習効率を高め、健康にもよいのです。
早起きをして朝早くから仕事を始める人に、怠惰な人はまずいません。
それどころか、人生に対し前向き、肯定的で、やる気に満ちた人が多いのです。
優秀な企業、商店の経営者や一流のビジネスマンは、まず間違いなく早起きを実践しています。
彼らは、早朝が仕事や勉強に最も効果をあげる時間だと経験上よく知っているので、朝は早く起き、そのため夜は早めに床に就きます。
仕事の関係上、どうしても無理だという場合を除いて、まず親が早起きを実践することをおすすめします。
ポイント2 早起きしたときにほめる
「早寝早起き」は、当然ながら子どもの学習や生活おいてもよい影響を与えます。
一般に、「早寝早起き」の子どもは、やる気もあり成績もよくなります。
朝から元気で落ち着きもあり、授業に集中し、意欲的だからです。
しかし、宵っ張りの子は、その逆です。
夜寝るのが遅い子どもは、朝起きるのも遅く、朝食も満足にとれず、朝からボーとした睡眠不足の頭で、やる気もなく授業に出てしまいます。
しかも、ちょっとしたことでイラつき、キレやすく、集中力も長続きしません。
当然、学業も振わず、ますますストレスを溜めていくのです。
早起きができたら、「早く起きられるようになったね」「目覚ましがなったらすぐ起きられるね」「自分で起きられるね」とほめてあげるとよいでしょう。
ポイント3 夜寝る前にほめる
早起きをさせるためには早く寝させるのがよいのですが、現代では家庭の事情でなかなか難しいようです。
「子どもに早起きをすすめる会」の調査発表によると、午後10時以降に就寝する3歳児の割合は、1980年代には、ニ割程度だったのですが、その20年数年後には約5割に達しました。
親が遅いから子どもも遅くなる、それが「早寝早起き」ができない子どもの大きな原因となっています。
子どもの心身の健全な成長のためには大人の生活習慣に合わせるのではなく、早く寝させるようにしましょう。
子どもが夜寝る時間を決めて、その時間には床に入るようする習慣をつくるのです。
「もうパジャマに着替えられたね」「寝る準備できたんだね」「今日も、おりこでいろいろがんばったね」「おやすみなさい、大好きだよ」
ゆったりとした気持ちで眠りにつくことができるようにほめてあげましょう。
〇 まず親が早起きを実践する
〇 早起きしたときにほめる
〇 夜寝る前にほめる