「礼儀」は、まずあいさつから
あいさつは、 いつでも さきに つづけてしよう
あいさつは、漢字で「挨拶」と書きます。
「挨」は「おしひらく」という意味で、「拶」は「せまる」という意味です。
あいさつは、人の心をおしひらいて、はたらきかけるコミュニケーションの第一歩です。
学校・幼稚園・会社でも近所付き合いでも、人とのつながりはあいさつに始まります。
あいさつをすることで、相手への親しみや敬いの気持ちを表します。
あいさつをされると、された方は嬉しいものです。
お世話になっている人には、礼儀としてどんどんあいさつするように教えるとよいでしょう。
もっとも効果的な教育は、大人の模範です。
親がまず、あいさつのできる人になるのが大切です。
あいさつをするときのポイントは三つです。
1、明るく元気な声と表情でする。
明るく元気なあいさつをすると、相手に明るさや元気さが伝わります。
あいさつは、わずか一秒で終りますが、もしかしたら、相手の人はあなたのあいさつのおかげでその後一日中元気でいられるかもしれません。
2.いつもでも、先にする。
あいさつは、先にしてあげた方が喜ばれます。
いつでも、先にするようにこころがけましょう。
そして、先にしてくださった人には、感謝しましょう。
3.続けてする。
今日も、明日も、明後日も、あいさつをしましょう。
親しくなると、あいさつや笑顔を省略しがちです。
特に、いつの間にか家庭内であいさつをしなくなることになってしまいます。
「親しき中にも礼儀あり」です。
外の人には愛想良くできるのに、身近な人にあいさつができないのは、あいさつをただ単に社交儀礼だと思っているからではないでしょうか。
あいさつは、礼儀にかなった思いやりなのです。
まず、身近な人への思いやりを大切にしなくてはなりません。
あいさつがよくできたときには、「さっきのあいさつは、はっきり言えたね。バスの運転手さんもうれしそうだったね」などと、ほめてあげましょう。
子どもは、精一杯、自分のできることで思いやりを示そうとしています。
自分にあいさつをしてくれたら感謝をこめて笑顔で応えてあげましょう。
一つの笑顔のあいさつが、もう一つの笑顔のあいさつを生み出します。
あいさつを習慣にさせよう。