子育てで疲れてイライラしているときなど、「うちの子はあまりほめることなんかない」と思ってしまいがちです。
しかし、子どもにほめるとことがないのではなく、恐らく親にほめるべきところが見えていないだけです。
どんな子どもにも、ほめてあげるところはあるはずです。
ほめることは、ごく平凡なことでいいのです。
「お母さんは、ぼくたちがケンカをするときはガミガミ叱るのに、ぼくたちが仲良くしているときは、ほめてくれない」
多くの子どもはそう思っています。
「特別に何かしたらほめてもらえるけれど、当たり前のことには気づいてもくれない」そう思っています。
誰だって、特別なことなんか、そうめったにできるわけではありません。
実は、特別なことより、平凡に見えることの方が難しいこともあるのです。
たとえば、朝、一人でパッと時間通りに起きられた。
遊んだ後のおもちゃのかたづけができた。
夕食にキライな野菜が出たけれど、ガマンして食べられた。
ほめようと考えて、改めて子どもを見ると、ほめるべきことはたくさん見つかるのではないでしょうか。
あるお母さんは、「〇〇ちゃんの成長ノート」などと名前づけて、子どものよかったことやお母さん自身が子どもを見ていてうれしかったことをノートに記すことをはじめました。
すると、子どもの良いところに気づくようになって、ほめることが前より多くなっなったそうです。
毎日、3週間くらい、そんなノートをつけてみれば、以前に気づかなかった子どものよいところが見えてくると思いますよ。