子どもを伸ばす言葉

子どもが喜ぶ15の言葉(あいさつ、日常的な声かけなど)

子どもの能力を伸ばしたり、人間関係を良好にしたりするには、ほめ言葉、肯定的な言葉、感謝や癒しの言葉が欠かさせません。そんな言葉をピックアップしました。

なんでもない言葉ですが、日常生活のちょっとしたあいさつや言葉かけなどを「子どもが喜ぶ言葉、子どもを伸ばす言葉」としても載せています。

これらも、厳密にはほめ言葉ではありませんが、人間関係を良好にし、よいコミュニケーションを取っていくためにも大切な働きをする言葉です。
できるだけ日常生活の中で使っていただければと願っています。

ありがとう

だれでも、感謝されるとうれしくなります。
子どももそうです。
子どもも、小さいけれど、自分のしたことを認めてもらいたいと思っています。
「ありがとう」って感謝されるとうれしくなります。
子どもも、小さいけれど、だれかの役に立ちたいと思っています。
「ありがとう」って感謝されると、瞳が輝きます。
子どもも、小さいけれど、だれかに喜んでもらいたいと思っています。
「ありがとう」って感謝されると、笑顔になれます。

助かったよ

何かお手伝いをして「ありがとう」と感謝されると、うれしくなります。
「助かったー」と言われると、役に立ったなと、うれしくなります。
「ありがとう。助かったよ」と言われると、またこの次もしてあげたくなります。
だって、お母さんはいつもぼくのためにいっぱいしてくれているから・・
ぼくのためにがんばってくれているから……。
ぼくもお手伝いするぐらい当たり前だよね。
そう思えてきます。

うれしいよ

「〇〇してれてうれしいよ」と、自分のしたことが喜ばれるのはうれしいものです。
「あなたと会えてうれしい」と、自分の存在を喜ばれるのはうれしいものです。
子どもとの関わりの中で、ことあるごとに「うれしい」と言ってあげましょう。
「うれしい」「うれしかったよ」「とってもうれしかったよ」
あなたがここにいてくれて「うれしい」。
あなたの親であることが「うれしい」。
子どもは、そんな親の喜びを感じることで、自分は人に喜んでもらえる存在なんだということを知ります。

おはよう

子どもが起きてきたときに、「おはよう」って言ってあげましょう。
当たり前のことだけれど、それだけでうれしいものです。
できれば、にこやかに……。
それだけで、子どもにとっても、家族にとっても、気持ちのいい一日が始まるのです。

いってらっしゃい

子どもがでかけるとき、「いってらっしゃい」「気をつけてね」
些細な言葉ですが、安心します。
「いってらっしゃい」「気をつけてね」
その言葉を道々思い出しながら、温かな気持ちになれます。

おかえりなさい

「ただいま」「おかりえりなさい」の関係は大切です。
「おかえりなさい」って言ってくれる人がいれば、「ああ疲れた。今日はね・・・」「今日のおかず、なあに?」とその後の会話も続きます。
「おかえりなさい」って迎えてくれる人がいると、家に帰るのがうれしくなります。
「おかえりなさい」は、家庭の温かさです。

おやすみなさい

「おやすみなさい」と言ってもらえると、安心して寝床につけます。
「おやすみなさい」と言ってもらえると、いい夢が見られそうです。
「おやすみなさい」と言ってもらえると、明日が楽しみになります。

ごめんね

「ごめんね」は、ほめ言葉ではありませんが、親が子どもに言ってほしい言葉です。
「ごめんね」は、よい人間関係をつくるのに必要な言葉です。
そして、自分の非を素直に認め、自分を改善していくための大切な言葉です。
親も人間ですから、間違いやミスが必ずあります。
親がそんなときに、「ごめんなさい」「ごめんね」と謙虚に言えるのであれば、子どもも自分が悪かったときに素直に認めて「ごめんなさい」「ごめんね」を言えるようになります。

お陰で

子どもに「お陰さま」を教えましょう。
「お陰で、おいしいごはんが食べられるね」
「お陰で、冷たいお水が飲めるね」
「お陰で、電気がつくのよ、ありがたいね」
「お蔭さま」は、隠れて見えません。
見えないけれど、たくさんの人のお陰で、私たちが生活できることを教えてあげましょう。
子どもにも、「あなたのお陰でお母さんも元気がわいてくるよ」などと言ってあげるといいですよ。

なるほど、なるほど

子どもの話を聞いてあげましょう。
「なるほど、なるほど」
うなずきながら聞いてあげましょう。
よくわからなかったら、
「そこんところ、どういうこと?」と尋ねます
そして、また
「なるほど、なるほど、へー、そうなの、おもしろいわね」
と聞いてあげましょう。
お母さんが聞き上手になればなるほど、子どもの話す力が高まります。

いっしょに遊ぼう

「いっしょに遊ぼう」は、子どもが喜ぶ言葉です。
「じゃ、ウルトラマンごっこ。ぼくはウルトラマン、ママは怪獣(あっ、やっぱり、ダメ?)」
「いっしょに遊ぼう」は、子どもがうれしい言葉です。
「じゃ、キャッチボール。ぼくはマツザカ、パパはイチロー(でいいよ)。」
「いっしょに遊ぼう」は、子どもがのってくる言葉です。
「じゃ、サッカー。ぼくはカカ、ママもカカ?」
「いっしょに遊ぼう」と、親から言われたことのある子どもは幸せです。
いっしょに遊んでくれたことを子どもは、大きくなってもずっと忘れないでしょう。

何が好き?

「何が好き?」は、子どもの世界を広げていく言葉です。
「〇〇ちゃん、何が好き?」
「鬼ごっこ、なわとび、サッカー、そうだ、このまえシュート入ったよ」
「へーえ、きっとカッコよかったろうね」
会話がはずみます。
「〇〇ちゃん、何が好き?」
「みかん、プリン、チュークリーム、あっ、ちがう。シュークリーム」
「うん、食べる前に、チューしてるもんね」(笑)
冗談も言いたくなります。
「〇〇ちゃん、何が好き?」
「ハンバーグ、カレー、オムレツ、でも、ママがつくったやつ」
「わっ、じゃ、また作ってあげる」
ウキウキしてきます。
「〇〇ちゃん、何が好き?」
「ちびまるこちゃん、ドラえもん、ええと・・やさしいときのパパとママ」
「それって、『誰が好き?』なんだけど・・・まっ、いいか」(笑)
ホクホクしてきます。
「何が好き?」は、親と子を近づける言葉です。

ハハハ・・・

笑いは生活の潤いです。
笑いは心のゆとりです。
家庭に笑いがあれば、問題がなくなります。
たいていのことは、笑っていれば解決するのです。
「ハハハ・・・」
「ハハハ・・・」
皆が同じことで笑える家庭には幸福がやってきます。
「ハハハ・・・」
家の中で家族といっしょに笑える子どもは幸福です。

オッケー!

「ボクでもやっていい?」
「オッケー!もちろんいいよ」
「あっ失敗したみたい」
「オッケー!やりなおせば大丈夫だよ」
「こんなのでいい?」
「オッケー!上出来だよ」
「オッケー!」を口ぐせにすれば、オッケー親子になれます。

〇〇ちゃん……

「〇〇ちゃん」「〇〇くん」「あのね、〇〇……」
自分の名前を読んでほめられるのは、うれしいものです。
世界にひとりしかいない自分の名前。
大好きなお父さんやお母さんがつけてくれた名前。
これから何万回も名乗り、何万回も呼ばれ、一生つきあっていく自分の名前。
その名前が飛び切り大好きな言葉になるように……。