言葉が子どもを変える

親に肯定されると子どもはやる気になる

肯定されると、ますますやる気になる

子どものやる気をそぐ言葉は、「ダメ、ダメ、おまえなんかダメ」です。

あなたも、「ダメ、ダメ」と言われると、落ち込んだりしませんか?
子どもは、大人ほど強くないので、もっと落ち込みます。

子どもが危ないことをしていたり、人に迷惑をかけるようなことをしたりしているときは、「それはしてはいけません」という意味をこめて「ダメ!」と言うのはもちろんOKです。

でも、子どもが一所懸命していることに、「ダメねえ、それじゃダメよ」と口を出すと、子どもはやる気をなくします。

たとえば、習い事や勉強で自分でもうまくいっていないことがわかっているのに、お母さんから「ダメねえ」と言われると、自信をもてなくなります。

ですから、子どもがしていることは、悪いことでなければ、まず肯定してあげましょう。

「いいね、いいね」
「そうだね」
「OKだよ」

自分がしていることや言ったことを肯定されると、子どもはますますやる気をだします。

親の一言が子どもを変える

たとえば、絵を描いているときは「このお花がいいね。上手だね」、字を書いているときは「姿勢がいいね。いい字が書けているね」というように。

肯定されてほめられると、子どもはますます絵を描くことや字を書くことが好きになります。

肯定するのは一瞬の場面ですが、「いいね、いいね」と肯定されてほめられたことは、子どもはうれしくて、もっと続けようとします。

お母さんの口ぐせで多いのが「早く早く」です。
「早く起きなさい」「早く着替えなさい」「早く食べなさい」と、子どものすることを急がせます。

これらは子どもにマイナスの影響をあたえてしまうマイナス言葉です。

「グズグズしたらダメよ」と言われれば、子どもは自分がグズだと思ってしまいます。「早く早く」とせかされたら、子どもは自分がかなりノロマなんだと思ってしまいます。
そう思うことで、ますますグズでノロマになります。人間は自分が思い描いている状態になるからです。

でも、考えてみれば、大人より子どもの動作が遅いのは当然です。慣れない動作に時間がかかるのも当たり前のことです。

ですから、まずお母さんがイライラしないで、ゆったりした気持ちになることがたいせつです。

子どもはほめられたように育つ

子どもの動作が遅く思えても、そのありのままの姿を受け入れることです。

その上で、時間以外のことにも目を向けてみるといいでしょう。

「いま一人でお洋服を着ているのね、えらいわね」「少しもこぼさずに食べられているわね」など、遅いながらもほめることが見つかるのではないでしょうか。

取りかかりが遅い子に、「早く○○しなさい」と命令しても、すぐに始めることは稀でしょう。仮に実行しても、シブシブするのであれば、子どもの自主性は育ちません。

実際、「早く早く」は、子どもの自主性を育てるのには、効果がありません。

「早く早く」とせかして、その場では早くなるかもしれませんが、子どもが自ら動いたわけではありませんから、成長は生まれず、この次も変わっていません。

動作を早くさせたいのなら、「早いね。早いね」とほめてあげた方が効果的です。
「服を着るのが早いね」と言ってほめてやれば、だんだんと服を着るのが早くなります。

子どもは、ほめられたことをほめられた通りにやりたがるからです。

ほめられると、自信がつき、進んでやるようになるので、だんだん早くなる上、もっと上手にできるようになるのです。

肯定言葉「いいね」「そうだね」「早いね」を口ぐせにする。