子どもが伸びるほめ方のヒント

ほめると子どもがグングン伸びます

ほめると子どもがどのように伸びるのか、お話していきましょう。

A 喜びと自信がもてる

誰でもほめられると、うれしいものです。そして、自分のしたことや自分に自信がもてるようになります。

何か新しいことを学んだり、生活習慣を身につけたりするうえで喜びをもっていることと自信をもって取り組めることは大切です。

子どもは未熟で、新しいことに興味あるものの不安であったり、やってみると何度か失敗をしたりすることがあります。

だからこそ、できたときに「お見事!」「よくやったね」「お母さんもうれしいよ」とほめられると、さらにうれしくなり自信にもなるのです。

B 自分が好きになれる

自分で自分のことを好きになることは大切なことです。

自分をダメな人間だと思わず、健全な自尊心をもつことは生きていく上でのエネルギーとなっていきます。

ほめると、子どもの自尊心が育っていきます。
自分にはいいところがある。自分は親から大切な存在だと思われている。
それは親から受け入れられ愛されているという実感から生まれます。

このような子どもは、たとえ傷づくことや失敗するようなことがあっても、大丈夫です。

ほめられ、認められ、愛されてきたことで、自分自身の生きる力の源となる心の拠りどころをもっているのです。

C やる気がでる

何事もやる気をもっておこなうのは、とても大切ことです。
物事をイヤイヤながらやっても、物事は楽しくないし、結果がうまくいくこともあまりありません。

ほめられると、そのやる気が子どもに生まれます。

結果だけでなく、「よくチャレンジしたね」「がんばってるね」「いいね。その調子だよ」などとその意欲やプロセスをほめられることで励まされ、またがんばろうという意欲をもてます。

やる気を出しておこなうと、取り組む姿勢も力の入れ方もその結果も変わってきます。

D 続けることができる

「継続は力なり」とは本当にそうです。続けることで能力は伸びていきます。

習い事でも子どもが本当に好きなことなら、喜んでやり続けていきます。そして、どんどん上達していくものです。

でも、はじめのうちはやる気があったのに、続けられなくなることは誰にでもあります。

それははっきりした成果が味わえず、続けることに喜びが味わえなくなるからです。

まだ成果が目に見えないときは、「やり方がていねいになったね」「だいぶ上手になってきたよ」「はじめのことと比べたら雲泥の差だね」など、親が上手にほめて励ますことで続けることができます。

E よい習慣が身につく

何事も続けていると、次第にそれが楽にできるようになり、いつしか習慣となって身につきます。

伸びる子は必ずよい習慣をもっています。たとえば、あいさつの習慣、かたづけの習慣、食事でのマナーの習慣、絵本や本を読む習慣、お手伝いの習慣、早寝早起きなど。

このようなよい習慣をもっている子どもは、穏やかにすくすく育っていけます。また、将来、自分の能力を自分で伸ばしていけるでしょう。

ただ、これらのよい習慣は決して一朝一夕で身につくものではありません。

小さいうちからの親の模範や親のほめ言葉があればこそ身につけることができるのです。

F 大人になっても必要な徳や品性が育つ

社会のなかで幸せに生きていくには、人間としての徳や品性が必要です。

素直さ、謙虚さ、礼儀・マナー、敬愛、たくましさ、責任感、思いやり、誠実さ、喜び、忍耐、感謝などの心をもち磨いていくことは大人になっても大切です。

これらの徳や品性は、親が子どもをほめていくことで、少しずつ身につけていくことができます。
たとえば、当たり前のことのようですが、「あいさつができるようにほめる」ということは、礼儀・マナーや敬愛の心などを育てます。

「お手伝いができるようにほめる」ことは、責任感や思いやりの心などを育てます。

このように具体的な行動や習慣を通して、大人になっても必要な徳や品性が育つのです。

G 子どもの未来が明るくなる

子どもをほめれば、その子の性格も未来も明るくなります。
ほめると子どもの能力を伸ばすことができますが、それだけではありません。
子どもをほめることは、親の大切な愛情表現の一つですが、その愛情によって子どもは大きな影響を受けます。
一般に、子どもからほめられず、けなされて育った子は、それと同様のことを他の子に対してもしてしまいます。陰鬱な暗い気持ちを自分の中だけに留めておくことができないのです。
でも、親からたっぷりと愛情を受けた子は、逆です。

自分の受けた愛情を無理なく他の子にも与えられるようになります。
そして、人を心から愛し愛される人になります。

この世の良さも素直に認め喜び、自分の未来に希望をもてるようになるでしょう。